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★授業方針と化学攻略法
『化学の問題を見ても解法が思いつかない・・・』という不安を抱えている人,気持ちばかり焦っても得点はあがりません。まずは,自分にあった学習法を早くつかみましょう。
授業方針

1,化学現象の起こる理由をしっかりと説明します。
 化学の入試問題は、公式を暗記するだけでは解けません。なぜその化学現象が起きるのかを説明し、ちゃんと理解しながら答を導けるようにします。

2,たくさん図を書きます。
 計算問題では必ず図を書き、問題をきちっと整理してわかりやすく解説します。授業中には図の書き方を伝授し、問題文を整理し理解し答えを導く力がつくようにします。

3,丁寧な板書をします。
 問題の解説では,式の導出法や説明など細かいところまで板書し、家に帰って復習しやすいノートにします。特に単位を大切にします。単位から式は導けます。式の中になるべく単位を書き、何を求めている式なのかを明確にします。板書量は多く,板書スピードも速いので頑張ってついてきてください。

4,どんな質問でも答えます。
 自分勝手に「簡単だから」と決めつけず,何でも質問しにきてください。多少のことでは怒りませんから(^o^)問題集でも構いません。その際,自分で解いたノートを持ってくると,弱点が見つけられますから効果的ですよ。

5,化学を好きな教科にします。
 得点が取れるようにするのは当たり前。僕の目標は,教えた生徒が化学を好きになってくれることです。そのためにいろいろな話をしますので,休まず出席すること!

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学習の流れ

1,準備 【重要事項の解説を読む。演習問題を解いてみる】
 各章の始めにある重要事項の解説を読んで,授業で何を学習するかを頭の中に入れておきましょう。学習が進んでいる人は,演習問題を解いてみると授業がより効果的になります。演習問題が解けない人は,復習を中心とする勉強方法で問題ありません。

2,授業 【重要事項の確認。演習問題の解説】
 重要項目を確認し,演習問題の解法を解説します。演習問題が解けるようになれば,どのような問題でも解けるようになります。解説でとったノートやプリントは,自分で作った参考書です。わからないところは質問して,しっかり理解してください。

3,復習 【演習問題を解き直す・復習問題,問題集を解く】
 授業後,忘れないうちに演習問題を解き直しましょう。このとき,すぐに授業中に書いたノートを見ず,解説を思い出しながらもう一度問題と向き合うことで,知識が定着していきます。ノートを見ながらでは,ただ書き写しているだけなので,いつまで経っても定着していきません。わからなくて答えが出なくても,途中の式や図を書いて必ず考えてください。解き終わったらノートを見て確認し,それでもわからなければ,必ず質問しにきてください。
 学んだ解法を定着&活用していくためには,類題を解くことが必要です。問題集を一冊用意して,授業と同じペースで進めていけば効果があります。どれが類題かわからなければ,授業後に問題集を持ってくればチェックします

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入試化学について

 世間では,英・数・国を主要3教科といいます。どの大学入試でも出題され(理系は国語が無いところが多いですが),配点が高い科目だからです。しかし,近年は主要教科より理科で差がついて合否を分ける傾向にあります。

 難関大や医学部の受験生難関大や医学部の受験生は,化学を得意とする人が多いです。理由は,化学現象に基づいて問題が出されるだけなので,出題パターンが限られ,勉強しやすいからです。ですから,大切なのはたくさん化学現象を正確に理解すること!

 
「それが簡単に理解できれば苦労はしない!」と考えているあなた,化学の勉強って面白いと思いますか?化学は身近な現象を考えることで発展してきた学問です。身の回りの「なんで?」を科学的に解明していきます。ですから,学習するうちに色々なことがわかってきて,楽しくなります。そんな風に身につけていけば,勉強も苦じゃありませんよね。ただ,範囲が広いので,早い段階からの学習が鍵を握ります

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★予備校の上手な活用法 

 まず,最初に知っておいて欲しいのは予備校に通ったからといって,勝手に学力がつくわけではありません。自分の努力が必要です。授業を受けて,板書をたくさん書いただけで「あ〜よく勉強した!」と満足している生徒がいます。でもそれは自分の頭を使ったのではなく,板書を自分のノートにコピーしただけなのです。

 授業とは何でしょう?授業とは,先生から自分が初めて知る事象をわかりやすく説明してもらい,それに対応した問題の考え方や解き方を教わる場です。自分で一つずつ理解をしていったほうが力になります。でもそれでは時間がかかり過ぎて効率が悪いので,すでに知っている人から話してもらうのです。そして,教わったことを自分の頭の中に定着させる時間が復習です。復習の仕方が間違っていると,授業の効果はありません。
 
 では次に,復習の仕方についてお話しします。科目や分野にもよりますが,多くの場合,授業中に演習問題を解きます。この演習問題には,入試問題を解く上で必要な要素が詰まっています。これをマスターすればどんな問題でも解ける力がつきます。まず,授業中に解いた問題は,必ずすべて解き直してください。このとき,板書したノートをすぐに見てはいけません。それでは復習の効果がゼロになってしまいます。問題を解き直している間,先生の言ったことを思い出し,書いたことをもう一度書いてください。それを全部覚えれば大学に合格できる力がつきます。そのために,復習をして頭の中に定着させるのです。よく復習すると言って,板書したノートを眺めているだけの人がいますが,それは復習ではありません。そして,授業で学んだ考え方を様々な問題に対応させる練習が必要です。「授業で扱った問題はできるが,少し数値や考え方を変えられると解けない」と感じている方は,類題を解いてください。演習問題での解き方をベースに考える力をつけていけば,どんな問題でも解けるようになります。もし類題を解いていてわからないところがあれば,先生にドンドン質問しに行きましょう!

 最近,予備校のような一斉授業だと一人ひとりの面倒が見てもらえないと言われます。では,できなかった生徒は置いてきぼりでしょうか?そうはしません。授業前後に質問を受ける時間があるので,それで生徒一人ひとりの疑問にしっかりと答えていきます。中には質問しづらいという方もいるようですが,ちょっとの勇気を出して先生のところに行ってください。どんなことでも親切に答えます。何がわからないのかがわからないときは,まず問題を解きましょう。そして「ここがわからない」と指摘してくれれば,先生がそこから皆さんが理解していないところを突き止めてくれます。勉強は新しい知識を得る作業です。最初はつまらないかも知れませんが,知識が増えるにつれ面白くなってきます。駿台で学ぶ楽しさを味わってください!

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